セイロン紅茶の名で親しまれていますが、
栽培する地域により「ウバ」、「ディンブラ」など それぞれに個別の名称があります。
香りの違いを知ると、お気に入りの紅茶が見つかったり、 気分やTPOに合わせてチョイスする楽しみも広がります。
スリランカ(旧セイロン)でとれた茶をセイロンティーといいます。
独立してしばらくして国名をスリランカに変更していますが、現在もセイロンティーとして呼ばれています。
日本が最も紅茶を輸入している先はスリランカです。
キリン「午後の紅茶」にも、ここスリランカで生産された茶葉が使用されています。
スリランカが紅茶の名産地と言われる4つの理由
スリランカの紅茶は世界◯位の生産量
インド、ケニアに次いで世界第3位の生産量を誇る スリランカの紅茶。
International Tea Committee国際茶業委員会(ITC)によると、2019年の茶生産量は614万9600トンで、国別順位では インド、ケニア、スリランカ、インドネシア、中国となっており、インド、中国と並ぶ世界三大名産地と称しても過言ではないでしょう。ですが、紅茶の性質はインド、中国とは異なるのです。
中国はキーマンを代表とするお茶の一大産地ですが約6割の緑茶、以外に紅茶、烏龍茶など発酵茶以外のお茶が広大な国土の中で水質や食習慣、地理的要因で多くの種類のお茶が存在しています。さすがにお茶の発祥地ならではのバリエーションですね。
(↑最新の情報に更新、ソース引っ張ってくる)
紅茶と言えばイギリス。スリランカで紅茶を作り始めたのもイギリス人(正しくはスコットランド人※要検討)
【紅茶の父】ジェームズ・テイラー
紅茶生産はイギリス領セイロンの時に始まり19世紀に入ってから、イギリスが植民地のインドやスリランカ(当時はセイロン)でお茶の栽培に成功すると19世紀末迄には中国紅茶をすっかり凌駕するようになりました。
スリランカの紅茶の木の原産地は中国南部とされています
茶の木が自生していたのは中国の雲南省周辺とインドアッサム地方の2ヵ所のみでした。しかし、アッサム地方の茶の木が発見されたのは19世紀であることから、4世紀から19世紀までの間はすべて中国生まれのお茶であったことが分かります。
スリランカの紅茶産業が始まったのは1860年代。
それまではコーヒーの生産が盛んでしたが「サビ病」によってコーヒーの木が枯れ農園が壊滅的な状態になったため、農園主たちはコーヒーから茶栽培への転換を図りました。
そしてスリランカで初めてアッサム種の栽培に成功したのは、1852年にスリランカに渡りコーヒー農園で働いていたスコットランド人のジェームズ・テイラー。
1867年、植物の栽培手腕を評価されアッサム種の苗木と種を渡された当時32才のテイラーは、キャンディに最初の農園となるルーラコンデラ茶園を開墾して茶の栽培を開始。インドでは茶栽培の成功に15年以上かかったにもかかわらず、テイラーはたった1〜2年で栽培を成功。その後スリランカの紅茶産業の基盤を築きあげ、57才でその生涯を閉じるまでセイロン紅茶の生産に尽力した彼は「セイロン紅茶の父」「セイロン紅茶の神様」とも呼ばれています。
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以下も踏まえて要点まとめる(メーカー資料より)
James Taylor, the Scottish Tea Planter is considered to be the pioneer of Ceylon Tea. He began the first commercial tea plantations in 1867 on 9 acres of land at Loolecondra Estate with tea seed brought from Assam, India. In 1872, he sold a package containing 23 pounds of tea in London for a princely sum of Rs.58. The first recorded tea export was, however in 1987, consigned to London on board the Steam Ship, Duke of Argyle.
This was the founding of the tea industry of Ceylon (now Sri Lanka), replacing the previously very successful coffee industry, which was destroyed when plantations became affected by the ‘leaf rust’ blight en masse.
The Sri Lankan tea export industry has since grown to be one of the largest in the world, with exports valued at
Rs. 65 billion last year. Sri Lanka produced 310 million kilos of tea in the year 2002 and exported 292 million kilos. Details of production and export figures are given later on this page.
The Tea Production
Sri Lanka is predominantly an orthodox tea producer. Tea is grown in the Central and Lower Central part of the country and the plantations spread towards the East. There is also new growth in the Southern part of the nation.
Elevational classification is on the basis of factory location as shown below:-
Location of Factories
Up to 600 meters from sea level – Low Grown
Between 600 & 1200 meters from sea level – Mid Grown
Over 1200 meters from sea level – High Grown
High grown teas come from estates predominantly in the Central hills which are again divided into sub districts such as Nuwara Eliya, Kandy, Bogo/Maskeliya, Agrapatna, Uda Pussellawa and Uva. Each of these areas produce teas with distinctly different characters. Hence, Sri Lanka is blessed with the ability to titillate the palates of many countries due to its variety of liquors. For instance, Nuwara Eliyas with its very delicate strength and distinct aroma are much favoured by the Japanese and the North Americans.
The strong brisk teas from Bogo/Maskeliya are fancied by the UK, South Africa, Russia and for tea bags by Japan, USA and even Canada. Uva’s produce especially during the period between July and October possess vintage pungent character and they are much sought after by the Germans and the Japanese.
Our low growns are primarily consumed in the Middle East and to some extent Russia and CIS. These tea drinkers prefer the dark, strong cup with a slightly bakey taste.
CTC production is approximately 6% of the total tea produced.
Today the ownership of the country’s tea lands and processing plants (better known as factories) are in the private sector. There was a period from 1975 to 1992 when the industry was mostly under the ownership of the government. However, following an aggressive privatization programme launched in 1992 the ownership of the plantaions changed over to the private sector.
Approximately 55% of Sri Lanka’s production is low growns whilst of the balance, 25 – 28% is accounted for by the high growns, leaving the smallest harvest from the mid growns. In short, 60% of the production is from 40% of the area under tea, which is the smallholder segment. Teas grown in these areas are high yielding compared to the older bushes in the larger extents of the high and mid grown districts. Exports are dominated by the Middle East, accounting for approximately 55% of the total. Low growns dominate exports to this part of the globe. Sri Lanka now has a 22% export market share of global exports comprising of all key producing nations and therefore commands the top position. Russia/CIS heads the list of importing countries with a 24% share and has been holding this position for the last 5 years and more.
【紅茶王】トーマス・リプトン
紅茶王トーマス・リプトンがセイロンから紅茶を世界に広め、セイロンは世界1位の紅茶輸出量となります。
紅茶ブランド「リプトン」の創業者ですが、1890年に世界一美味しい紅茶を求めて足を運んだのがセイロン島でした。
トーマス・リプトンはウバに広大な土地を買い、インドのアッサム種の栽培をはじめました。商才にたけたトーマス・リプトンは、紅茶作りにブレンディングという技術を摂り入れ、今までにない味わいの紅茶を作り上げました。
リプトンの紅茶は「茶園から直接ティーポットへ」というスローガンのもと、手頃で質の良い紅茶作りをセイロン紅茶によって実現しました。
イギリスの植民地時代に構築された『いつ、どの茶園で、どのエリアで製造されたか』わかる明確なロットナンバーが原料茶に与えられていますので、混ぜ物がない本物の紅茶をお届けできるのです。 植民地は決して悪い部分だけでなく、英国様式の伝来や品質管理の向上など、良い部分も残してくれています。
ちなみに現在のリプトンの茶葉はケニア産
紅茶の栽培に適した気候 通年で茶葉の収穫が可能
George Steuart Teaの産地スリランカは湿気を含む熱帯山岳地帯で気象条件によってスリランカでは一年を通じ島のどこかで茶を摘み取ることが可能で、良質紅茶栽培に適した地です。
紅茶を生産する国は「ティーベルト」と呼ばれる、赤道から北回帰線の間に集中しており、スリランカも該当します。
赤道に近い熱帯・亜熱帯の地域で作られていることが多く、かつ、高地で作られていることが多いです。
スリランカでは1年を通して茶が収穫でき、茶栽培に適した土地だと言われています。
また、モンスーンなどの気候による寒暖差や地理的要因で味が異なる5箇所の有名産地があり、標高によって特徴が分かれます。
茶の栽培には雨が必要です。
スリランカは乾燥地帯(Dry Zone)と湿潤地帯(Wet Zone)に分かれますが、茶の栽培に適しているのは湿潤地帯です。
湿潤地帯はセイロン島南西の海岸から世界遺産「スリランカの中央高地」にかけて広がっています。
この湿潤地帯の中で、スリランカの茶が栽培されています。
紅茶の旬
スリランカには、中央高地と季節風(Monsoon)の影響で、乾季(Dry Season)と雨季(Rainy Season)があります。
乾季は雨が少なく茶の成長が遅くなり、収穫量が減りますが、味・香りが濃くなります。
雨季は雨によって茶の成長が早くなり、収穫量が増えますが、味・香りが薄くなります。
味と香りが濃くなる乾季を、茶園のクオリティーシーズンといいます。
夏(7〜9月)に乾季になるのは、中央高地の北東側にある「ウバ」と「ウダプッセッラワ」です。
冬(12月〜2月)に乾季になるのは、中央高地の南西側にある「ヌワラエリヤ」と「ディンブラ」です。
乾季の影響を受けるのは高地産茶だけとされています。
そのため、中地産茶の「キャンディ」、低地産茶の「サバラガムワ」、「ルフナ」はクオリティーシーズンは特にないとされています。
品質
スリランカは、世界的に知られた文化遺産とともに、世界でも「トップクラス」と呼ばれる優れた品質の紅茶の産地として、認知されています。スリランカの「低地産」の紅茶といえば、標高2,000フィート(約600m)より低い地域で収穫された茶葉で、乾燥した状態の茶葉の美しい形状から特に中東地域では高く評価されており、抽出した後の茶葉の銅のように深遠な色合い、そして抽出された紅茶は赤みを帯びた水色、濃厚な味わいが特徴です。乾燥した状態の低地産の茶葉は「一点のブレもないブラック」と評価されるほど、繊維や余分な部位を含まず、統一されたブラックの美しい形状で知られています。
標高4,000フィート(約1,200m)より上の高地で収穫された茶葉は、対象的に明るい色合いで、抽出された紅茶は鮮やかな水色と華やかな香り、そして心地よい渋みをもった爽やかな味わいで知られています。高地産の茶葉は低地産のような濃いブラックの色ではなく、よりブラウンに近い色合いです。一方、抽出された紅茶は同じ高地産でもゴールドに近い明るい水色と軽やかな味わいのものから、深いレッドの水色と深みのある味わいのものまで、幅広い個性が存在します。
スリランカでは茶摘みの段階から一つひとつ、伝統的な製法に忠実に行っているのです。どんなに優れた品質の茶葉であっても、ふさわしくない環境下で製茶されれば、おいしくない紅茶になってしまいます。スリランカでは茶園から製茶に至るまですべての工程で、細部にわたって厳しい基準で管理を徹底しているため、世界トップクラスの紅茶生産国として評価され、ISO技術委員会から「世界で最も清潔な茶葉」と認定されるに至ったのです。
pure ceyron teaの認証ロゴについて
(ロゴ画像とロゴ入りの商品画像いれる)
スリランカの紅茶局が認証する基準を満たしている紅茶だけにつけられる証明で、スリランカの国旗と同じライオンが描かれています。
このマークがついている紅茶は、100%純正のセイロンティー
紅茶 産地の標高
茶の香りや味は栽培される地域の標高で違いがでます。スリランカの紅茶産地は、イギリス統治時代を反映して、2,000フィート(約600m)ごとに高・中・低(海に近い地域から標高2,000mを超える中央高地にかけて)に分けられています。
標高が高くなるほど、紅茶を淹れたときの色がライトになり、渋みがあり、ストレートティーに向いています。
標高が低くなるほど、渋みが減り、コクが深まり、ミルクティーに向いています。
高地(High Grown Tea)
標高:4,000フィート(約1,200m)以上
ストレートで飲むのがお勧め。
該当する7大産地:ヌワラエリヤ、ウダプッセラワ、ウバ、ディンブラ
5大産地時代:ヌワラエリヤ、ウバ、ディンブラ
イギリス人が茶栽培に成功した標高の高いインドのダージリンに近い味・香りがあるヌワラエリヤ、トーマス・リプトンが茶工場を建設したウバなどが知られています。
中地(Medium Grown Tea)
標高:2,000〜4,000フィート(600〜1,200m)
ストレートでもミルクティーでもOK アイスティーに向いている。
該当する7大産地:キャンディ
5大産地時代:キャンディ
イギリス人が最初にコーヒー栽培と茶栽培を成功させたのがこのエリアです。
低地(Low Grown Tea)
標高:0〜2,000フィート(0〜600m)
ミルクティーで飲むのがお勧め。
該当する7大産地:サバラガムワ、ルフナ
5大産地時代:ルフナ
セイロン紅茶最大の輸出先はロシア語圏と中東ですが、それらの国々が好む紅茶で、セイロン紅茶の最大の生産量なのが低地産茶です。
セイロン紅茶の主な産地は、気候の影響と、11~2月の北東モンスーン(貿易風)、5~9月の南西モンスーン(偏西風)により、中央の山岳地帯を挟んで南東側のウバ地区と西側のディンブラ、ヌワラエリア地区に分かれます。北東モンスーンは海から水分を運び、中央山脈の北東斜面に多くの雨を降らせ、南西斜面のディンブラ地区には乾いた風があたります。反対に南西モンスーンの時期はコロンボから中央山脈南西部の大茶園は雨期となり、生産量は増えます。セイロン紅茶は水色、味、香りの3要素のバランスが良くとれていることが一般的な特徴です。
スリランカの紅茶 五大産地
(“五大”は商品リンク貼る)
ウヴァ
クオリティシーズン:7〜9月(7大産地で唯一山脈の東側)
適度なコクとキレの良い渋みがもたらすあと味。
ミント系の清涼感が特徴(特にクオリティシーズン)
ストレートティー、アイスティー、ミルクティーがお勧め
中央山脈の東側斜面に位置するウバは、ハイグロウンの名産地。インドのダージリン、中国のキームンと並び、世界三大銘茶に数えられます。
最大の特徴は、独特の香り。ミントのように爽やかな香気と力強い味わいは、他の紅茶では味わえない特別なものです。その風味が最も強まるのが、南西モンスーンが吹く7~8月頃。この乾いた風が茶葉の身を引き締め、最高の紅茶を生む。
ハプタレーは紅茶王トーマス・リプトンにゆかりのある街。
所有した「Dambethenna Tea Factory」、リプトンが住んだ「Dambatenne Estate Bungalow」、朝日の絶景ポイント「Lipton’s Seat」がある。
キャンディ
中地産茶(Medium Grown Tea)
クオリティシーズン:なし
ストレートティー、アイスティー、ミルクティーがお勧め。
芳ばしい香りと軽い渋み。まろやかな飲み口は、日本人に殊に愛されています。
ミディアムグロウンの代表産地であるキャンディの紅茶は、渋みが少なく、とってもマイルド。紅茶らしい芳醇な香りと、ほのかに香ばしい甘みが広がります。キャンディの紅茶は、ブレンドのベースとして様々な場面で使われているもの。日本人が抱く「紅茶」のイメージに最も近い風味と言っても過言ではありません。
キャンディはシンハラ王朝最後の都が置かれた美しい街。そして、セイロンで初めて茶の木が植えられた由緒ある場所でもあります。
紅茶工場を博物館に改装した「セイロン紅茶博物館(Ceylon Tea Museum)」があります。
ディンブラ
高地産茶(High Grown Tea)
クオリティシーズン:12月〜2月
最もセイロンティーらしい味と香りと言われます。
セイロンティーを代表する紅茶とされています。
ストレートティー、アイスティー、ミルクティーがお勧めです。
黒褐色の細かい茶葉とバラのような香り。濃い風味なのに渋みは軽やかです。
ディンブラは、中央山脈の西側に広がるミディアム~ハイグロウン産地。北東モンスーンの影響を受ける1~2月のクオリティーシーズンには、バラのような芳香を持つ優れた紅茶が作られます。深いルビー色の水色からは強い味わいを想像しますが、飲んでみると香りと味が絶妙に調和した、親しみやすくオーソドックスな風味。口に含むと、爽やかな香りが立ち上り、すっきりとした快い清涼感が広がります。
ヌワラエリヤ
標高:1,800m以上
高地産茶(High Grown Tea)
クオリティシーズン:12月〜2月
主な輸出先:日本、ドイツ、イギリス
緑茶系の甘い香りで鋭い渋み。「セイロン紅茶のシャンパン」と称されます。
ヌワラエリヤは、スリランカで最も標高の高い産地です(標高1800m)。そこは見渡す限り、緑一色! 山頂から麓(ふもと)までを埋め尽くす広大な茶畑を、霧が静かに包み込みます。ヌワラエリヤの紅茶の魅力は、シャンパンにも例えられる高貴な香り。高原の冷涼な気候と、昼夜の寒暖差、日中の強い日差しといった気候条件が、ひときわ香り高い茶葉を育みます。その若草のような清々しい香りと、心地よい渋み、黄金色の水色(お茶の色)は、インド・ダージリンの春摘み紅茶を思わせる爽やかさ。特に、旬を迎える1~3月には、ダージリンファンも一目置く素晴らしい紅茶が作られています。
エリアは7大産地で最も狭く、イギリス人が開拓したイギリス建築・イギリス式庭園が並ぶ高原リゾートの町です。
ルフナ
低地産茶(Low Grown Tea)
クオリティシーズン:なし
主な輸出先:ロシア語圏、中東など
スリランカの紅茶輸出先はロシア語圏と中東が最も多く、その地域の人たちが好む紅茶。現地で飲まれるチャイとして使われています。
ほのかに甘く、真っ黒で細かい茶葉。濃いオレンジ色のスモーキーで濃厚なコク
スリランカ南部に位置するローグロウン産地、ルフナ。日本ではあまり知られていませんが、中東やロシアで大人気の紅茶産地です。茶樹に近づき、葉に触れてみると、とても大きくて肉厚。いきいきとした野性味を感じます。その力強さは紅茶にも表れていて、コクのある味わいが印象的。それでいて渋みが少なく、飲み口は穏やか。ミルクと砂糖を入れると、驚くほどまろやかに。ミルクティー好きにはたまらない、クセになる風味でした。
ほろ苦く、コーヒーのような紅茶。
ミルクティー、砂糖入りミルクティーにお勧めです。
ローグロウンティーながらアイスティーに最適
アハンガマには、ロンリープラネットなどに掲載され、欧米人によく知られた茶園「Handunugoda Tea Estate」があります。
デニヤヤには、日本のNGOパルシックが紅茶の有機栽培を支援していた町です。
紅茶の七大産地
かつては5大産地と区分されていましたが、現在はウバのヌワラエリヤよりの地域がウダプッセッラワとして独立し、ルフナ地域の北部がサバラガムワとして独立し、7つの産地に区分けされています。
5大産地時代高地は高地が細かく3つに分類され、低地と中地は1つでした。
7大産地ではさらに高地が4つに分類され、低地は2つ、中地は1つです。
ウドゥ・プッセッラーワ(Uda Pussellawa)
高地産茶(High Grown Tea)
クオリティシーズン:7〜9月、12〜2月
名前は中部州ヌワラエリヤ県ヌワラエリヤ「ウドゥ・プッセッラーワ村」に由来します。
日本語では、英語表記をカタカナ読みした「ウダプッセラーワ」と書かれることが多いですが、シンハラ文字で「උඩුපුස්සැල්ලාව(ウドゥ・プッセッラーワ)」と書かれます。
ウバ茶のヌワラエリヤ側の地域を独立させた地域。
フラワリーでメロウ。
ストレートティー、アイスティーがお勧めです。
サバラガムワ(Sabaragamuwa)
低地産茶(Low Grown Tea)
クオリティシーズン:なし
主な輸出先:ロシア語圏、中東など
名前の由来はサバラガムワ州から。
ルフナ茶の北部から分離された新しい地域名です。
色、コク、深いがある紅茶です。
蜂蜜のような甘味があるとも言われます。
ミルクティー、砂糖入りミルクティーにお勧めです。