リーフティーとティーバッグの違いって?

みなさんは、「リーフティー」と「ティーバッグ」は何が違うのかご存知でしょうか?


リーフティーは香り高くおいしいけれど、いれるのにコツがいる。一方でティーバッグはお手軽だけれどリーフティーに比べると香りもたたず、味も少し劣る…と考えている方も少なくないのではないでしょうか?


実は、必ずしも「リーフティーのほうがおいしい」わけではありません。両者の違いを正しく知って、自分の好みやTPOにあった楽しみ方をしてみませんか?

このコラムでは、それぞれの特徴からくる紅茶のおいしいいれ方や、メリット・デメリットをご紹介します。

リーフティーについて

それでは、『リーフティー』の方から見ていきましょう。

まずはリーフの紅茶をいれる際のポイントです。

【リーフティー編】おいしい紅茶のいれ方

①ティーポット・ティーカップを温めておく

②お湯を沸かす
 ※汲みたての水道水がベター

③ティーポットに茶葉を入れる
 ➡1杯あたりの目安を確認して計量

④ティーポットに沸騰したお湯を注いでフタをする

⑤さらにティーコジー(ポットカバー)をかぶせて蒸らす
 ➡細かい茶葉…約2分
 ➡大きい茶葉…約3分

⑥ティーポットの中をティースプーンで軽くかき混ぜる

⑦ティーストレーナー(茶漉し)を使って、最後の一滴(ゴールデンドロップ/ベストドロップ)まで注ぎ切る※1

※1. 紅茶のおいしさを引き出すために、リーフティーをおいしくいれるためのコツです

リーフティーのメリット

〇本格的

 バッグに閉じ込められていない分、茶葉がよく動いて開きやすい

 保温性のあるティーポットで湯温を高く保ったまま抽出ができる

〇特別感がある

 紅茶をいれる手間と時間が優雅

 ちょっといいプレゼントになる

〇茶葉の量を調整できる

 茶葉の量で「あっさり飲みたい」「濃い目で」といった調整ができる

〇割安

 たくさん飲む人はリーフティーの方がお得

リーフティーのデメリット

〇紅茶をいれるためのアイテムが必要

・ティーポット
・ティーカップ
・ティーストレーナー(茶漉し)
・ティースプーン
・ティーコジー(ポットカバー)

〇手間がかかる

 茶葉の計量が必要

 茶殻の処理

 洗い物

〇仕上がりが不安定

 いれる人の技術・知識などに左右される

続いて、ティーバッグについてです。

ティーバッグについて

【ティーバッグ編】おいしい紅茶のいれ方

 ①ティーカップを温めておく

 ②お湯を沸かす(汲みたての水道水がベター)

 ③ティーバッグを軽く広げ、茶葉をほぐしてからティーカップに入れる

 ④ティーポットに沸騰したお湯を注いでフタをする。1~2分が目安

 ⑤ティーバッグを引き上げ、ティーバッグの角を下にして最後の一滴(ゴールデンドロップ/
  ベストドロップ)まで注ぎ切る

ティーバッグのメリット

〇手軽

 時間と場所を選ばない

 持ち運べる

 技術を必要としない

 失敗しづらい

〇味・香りを抽出しやすい

 リーフティーよりも茶葉が細かくなっていることが多く、おいしさを抽出しやすい

 抽出途中に茶葉の産毛から出る泡(あく)などがバッグの中に閉じ込められ(一緒に引き
 上げられ)、雑味の少ないクリアな味わいになる

〇茶葉の計量が不要

 プロが指定した分量のため、安定したおいしさになる

〇劣化しにくい

 酸化を防ぐアルミ個包装

 毎回開けたての鮮度の高い味わいを楽しめる

〇贈る相手を選ばない

 誰でも簡単にいれられる

〇処理が楽

 抽出後の茶殻の処理が楽

 洗い物が少ない

 メッシュが細かいため、細かい茶葉が出てこない

ティーバッグのデメリット

〇割高になる?

 包装の手間がかかる分、割高になりがち

〇茶葉の量の調整ができない

 湯量や抽出時間での調整・工夫が必要になる

こんな人にはリーフティーがおすすめ

・紅茶を飲む機会が多い

・必要な茶器が揃っている

・紅茶について充分な知識がある

・アレンジも含めて紅茶を楽しみたい

こんな人にはティーバッグがおすすめ

・紅茶を飲む機会がそこまで多くない

・手軽に紅茶を楽しみたい

・カジュアルな紅茶ギフトを探している

いかでしたでしょうか?
リーフティーとティーバッグの違いが、クリアになったのではないでしょうか?
それぞれの良さを知って、ぜひ自分にぴったりの紅茶ライフを楽しんでください♪

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