アールグレイの香りの基本になっている「ベルガモット」ってどんな香り?

数ある紅茶のなかでも、知名度・人気度共に高いアールグレイ。その人気の秘密の一つは、爽やかな香りをもたらす、イタリアで18世紀初頭から栽培されている「ベルガモット」です。

名前は聞いたことがあるけれど、いったいどんな果実なのか・・・知らない人も多いのでは?
知れば紅茶が一層美味しく感じる、ベルガモットについてご紹介します。

ベルガモットって?

ベルガモットは、イタリア原産のミカン科の柑橘類です。イタリアのベルガモで栽培が始まったことで、この名前が付けられたと言われています。
現在は、地中海地域を中心にモロッコやギニアでも作られています。

ベルガモットの果実は、苦みが強いため食用として使われることはなく、果皮から搾油したオイルでアロマオイルや香料に用いられています。市販されているベルガモットオイルは食用に適さないものなので、ご自身でブレンドしてアールグレイを作るのは注意が必要です。

ベルガモットの効果・効能

その香りが、紅茶やアロマオイルなどの嗜好品に好まれる理由の一つに、ベルガモットの嬉しい効能があります。
主成分である酢酸リナリルは、鎮静、鎮痛、抗炎症作用があり、神経の緊張を解きほぐします。また、抗不安、抑うつに効果的とも言われています。
他にも、抗菌作用が皮膚疾患にも有効とされ、古くは万能薬とも言われていたそうですよ。

少し疲れを感じている時にはベルガモットのリラックス効果を期待して、アールグレイでひと休みしてみてはいかがでしょうか。

 

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